目次
12誘導心電図の基本💡
目の前のりんごは傷んでいますか?🍎
角度を変えるとりんごが傷んでいることがわかります。 12誘導心電図を活用することで、今の皆さんのように、心臓のダメージを目線を変えてみることができます。
心電図の仕組み🩺
心電図は観測する位置に近づいてくる電気信号を上に、離れる電気信号を下方に描写します。つまり心電図は目線です👀。
四肢誘導とは?🔍
普段皆さんが胸にはっている3点の心電図は四肢誘導と呼ばれます。
- 黄色から赤をみているのがⅠ誘導
- 緑から赤をみているのがⅡ誘導
- 緑から黄色をみているのがⅢ誘導
- 赤から心臓をみているのがaVR
- 黄色から心臓をみているのがaVL
- 緑から心臓をみているのがaVF
この6点をみることができます👣。
なぜ2誘導が選ばれるのか?🤔
電気信号は洞結節から心室に流れるため、その流れと同じ流れを見やすいため、2誘導が通常選択されています。
胸部誘導で3Dの視点を得る🔍
これ以外にも胸に6点の電極をはる胸部誘導があります。四肢誘導では心臓を縦、横、斜めといった2Dでみていましたが、胸部誘導は心臓の奥行きをみることができ、3Dで心臓を評価することできます。3Dでみることでりんごと同じように心臓の傷んだ部位を判断することができます🍏。
心臓の血管とSTの上昇📈
例えば心臓に栄養を送る血管が詰まると心臓が傷んでしまします。この血管は大きく3つに分かれ、詰まることでSTが上昇することが知られています。
- 右の冠動脈は主に心臓の下側に血流を送るため、Ⅱ、Ⅲ、aVFでSTが上昇。
- 左の血管は2つに分かれ、左前下行枝では左室の前壁や心室中隔が傷むためV1-V4でSTが上昇。
- 左回旋枝は左室の側壁が傷むためV5-V6でSTが上昇。
12誘導心電図を使うことで3Dで心臓を捉え、どこに障害があるか気づくことができます。
まとめ📋
看護師は覚えることが沢山あります!でもこの動画なら短時間で理解できます。保存・フォローして1分で学んでいきましょう📲
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